« 春スキーは練習 | トップページ | 書籍:地下鉄は誰のものか »

2013/05/03

書籍:昭和16年夏の敗戦

昭和16年夏の敗戦
猪瀬直樹
評価:★★★★★

読んでいて、ふむふむとなった部分。

総力戦研究所のシミュレーション結果を受けて、なお、戦争を回避できなかった日本の意思決定について。
(略)
「やる」という勢いが先行していたとしても、「やれる」という見通しがあったわけではなかった。そこで、みな数字にすがったが、その数字は、つじつま合わせの数字だった。
いわば、全員一致という儀式をとり行うにあたり、その道具が求められていたに過ぎない。決断の内容より"全員一致"の方が大切だっとみるほかなく、これがいま欧米で注目されている日本的意思決定システムの内実であることを忘れてはならない。(p192)

国に限らず、大きな企業ではよくあること。
結論が報告されても、政策・施策決定に何の影響も及ぼさない。
今の会社も大概このとおりなんですが、だからと言ってダメだダメだ言っていても仕方ないので、なんとか改善の方法を考えなければ、と思うわけです。
そして、多少なり改善されるのでは?と思う部分としては、この本のシミュレーションにもあったように、30代前後の知識もついてきて、仕事も慣れてきた若手が力を発揮して行かないといけないんだということと、自分も30近いということ。
高齢化した偉い人を変えていくくらいの勢い持って、謎の空気感に負けないようにしないといけないな。

自己啓発的な本ではないけれど、オススメの本です。

« 春スキーは練習 | トップページ | 書籍:地下鉄は誰のものか »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/22678/51479995

この記事へのトラックバック一覧です: 書籍:昭和16年夏の敗戦:

« 春スキーは練習 | トップページ | 書籍:地下鉄は誰のものか »

2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

ad


twitter

無料ブログはココログ