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2010/10/11

世界は分けてもわからない

世界は分けてもわからない/福岡伸一
★★★★☆

後半、大学院1年の天才が現れてからが面白い。
セミナー(ゼミみたいなもの?)での発表で、どれだけポジティブな成果が発表できるか、ってのはどの研究分野でも同じ。ポスドクやドクターの存在意義も出てくる場所だし。
本文中のボスからポスドクへの一連の叱咤が痛烈すぎる。
おっしゃるとおり、なんですけどね。そうもいかないのが研究なわけで。。
働いてから思うけど、正直、研究活動より働くほうがストレスは溜まらない。
大学に残るのは就職できないとか、学問に忠誠を誓うとか面白おかしく言えるけど、研究者はキツイ道だと思う。将来的には研究職に就きたいと思うのかもしれないけど(現時点では、やや希望あり)

肝心な内容ですけど、
生物ってのは互いに補完しあっている部分があって、その補完しているものの単体とか、補完の仕組とかつながりを解明するには分割してそれぞれ調べないと分からない。でもその調べている部分ってのは、その切り取った一瞬の補完とかつながりであって、実のところは、切り取った次の瞬間に別の補完が働いたりするわけで、部分を切り取って分かったものは、その瞬間の事実でしか無いと。でも部分を切り取って研究しないと、その部分の働きは分からないわけで。
世界は分けないと分からないけれど、分けてもわからない。と言う何とも言えない終り。

途中で出てくるタンパク質とかアミノ酸とか酵素の話は高校時代の科学を思い出して面白かった。懐かしすぎる。
有機化学系は面白かったな〜。実験の反応速度が得意だったけど。

あまり内容に触れたコメントではないな…
元理系だったこととか大学院まで進んでしまったってのが、全体の話がどうこうよりも研究室とか実験の内容が強く印象に残ってる原因かな。

研究者の割に福岡伸一教授の本は読みやすくて面白いのでオススメしときます。

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